介護保険サービスが開始されてから16年。
介護保険の理念「自立支援」がようやく見直されています。
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自立支援介護!?
リンク:未来投資会議(第2回) 配布資料
(自立支援介護は国際医療福祉大学竹内孝仁先生が提唱)
今現在、介護の仕事と、自立支援がリンクし切れていない現状があります。
それを改善するには、「できないところは手伝う」というところから「できるように手伝う」こと。
リハビリテーション的な考え方ですし、これが自立支援。
そこにリハビリテーション専門職の存在意義があります。
このようなニュースが繰り返され、報酬体系が変化すると
自立支援の考え方がどんどん浸透してくると思います。
逆にこの考え方で進めていかないと、報酬的にも厳しくなってくる時代です。
介護度を改善すれば報酬有り、改善なしなら報酬なしというシステム。
ただ、現在うまく考え方が浸透していないということは、言葉の定義が曖昧になっているところ来ています。
ということで、言葉の整理からしていかないとなりません。
言葉の整理
介護とは
介護(かいご、英: nursing, elderly care)とは、障害者の生活支援をすること。あるいは高齢者・病人などを介抱し世話をすること。(wikipediaより)
介護保険の理念は
自立支援。
介護報酬のシステムは
施設において、報酬は要介護度が高い方が多い。
ここに乖離があります。
少なくとも、介護のいう言葉に、できるように手伝うというニュアンスは入っていません。
また要介護度を改善しても金銭的メリットがないわけですから、事業者としてはジレンマ的に捉えていた方が多かったです。
ということで
こういった抜本的な改正の時にどんどん介護の仕事の意味や役割を社会に浸透させていかないとなりませんね。
リハビリテーション専門職はそんな役割を担うことができる職業です。
社会からどんなことを求められているか、こんなことを考えながら日々精進です!!
阿部洋輔
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