デイサービスの質は規模でなく「コンセプト」で決まるーカンブリア宮殿でたんぽぽ介護センターを見てー

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小規模デイサービス管理者の阿部(@yousuke0228)です。

 

良い運営をしているデイサービスはないかな?

自分が働くの小規模デイサービスにも生かせる考え方や方法はないかな?

と日々考えるデイサービスの管理者や従業員の方は多くいらっしゃると思います。

私自身、いろいろとデイサービスの見学をしたり情報収集は続けています。

 

先日「カンブリア宮殿」で「たんぽぽ介護センター」という会社の大規模デイサービスが特集されていました。

毎日250名が利用される国内最大級の規模のデイサービス。

確かに圧巻ではありますが、デイサービスを規模の面だけで括ることは意味のないことです。

今回のカンブリア宮殿を見て何が一番大事なのか考えたことを共有したいと思います。

 

小規模デイサービスは自立支援(自己選択・自己決定)がうまくいかないと思われている

大規模デイサービスと小規模デイサービス…どっちがいい?

番組の中では、大規模デイサービスと小規模デイサービスを比較した話もありました。

小規模デイサービスは利用者さんの定員20名規模でスタッフが数人で、みんなが同じことをやらなければいけないと。

勿論、間違ったことを言っているわけではありません。

どちらにもメリットがあれば、デメリットがあります。

これは当然の話。

 

自己選択・自己決定の大切さ

「自己選択・自己決定」は自立支援の根幹です。

そもそもどのデイサービスに通所するかということも自己選択からの自己決定なのです。

その方が大規模デイサービスを選ぶのか、小規模デイサービスを選ぶのか。

規模だけで決めることなんてありませんよね?

何かしらのコンセプトがあるから、そのデイサービスを選ぶはずです。

今回のたんぽぽ介護センターは「お年寄りのディズニーランド」

そう言われると、行きたくなる方も沢山出てくると思いませんか?

 

問題は小規模デイサービスでは際立った特色なくレスパイトを目的としているデイサービスが多いこと

現状の問題としては、特色なくただの「お預かり」を目的にしているデイサービスが多いこと。

「お預かり=レスパイト」というデイサービスの機能も介護をするご家族のことを考えると必要な部分。

ただ介護保険の理念は「自立支援」であって、ご家族の介護負担の軽減が最優先ではないのです…。

その方自身が「通いたい」と思う施設なのかどうか、これが大事。

レスパイトが目的のデイサービスにも人が通いたいと思う「コンセプト」があれば人気が出るはず。

 

施設で明確なコンセプトを打ち出すことが大事

デイサービスの質を語るときに…

大きいから良い。

小さいから悪い。

そんな話になりません。

 

大きくても良いところもあれば、悪いところもある。

小さいから悪いところもあれば、良いところもある。

 

つまり、規模でデイサービスの良し悪しは決まりません。

 

ということはデイサービスの管理者の皆さんも規模だけを羨ましがることには意味がないと気づくことが大事です。

今の施設でできるコンセプトを明確にして発信することです。

たんぽぽ介護センターでは…

  • 施設内歩行
  • カジノ
  • 水中プール
  • フラワーアレンジメント

などなど、250種類のアクティビティがあるそう。

でもこれはコンセプトから見たら「枝葉」なんです。

お年寄りのディズニーランドというコンセプトがあるから出てきたわけです。

だから形を真似してはいけません。

今ある施設でできる利用者さんの自立支援に対するサポートは何なのか?

これを考え続けることだと思います。

 

まとめ:規模よりコンセプトを!

カンブリア宮殿でたんぽぽ介護センターを見て「コンセプトの重要性」を痛感しました。

どうしてもテレビとかでこういった情報に触れると理解しやすい施設の大きさや施設内通貨の話に終始してしまいがちです。

ただ無い物ねだりをしても生産的ではありません。

 

行える限り施設のコンセプトを明確にしていくことが小規模デイサービスに必要なことです。

 

  • うちのデイサービスは施設にきてやりたいことが選べない場所だと悲観的に見るのか?
  • デイサービスでやれることが限られているからこそ、申し込みの時点で利用者さんのニーズを細かく聞き、合致した方のみを受け入れようと考えるのか?

 

後者の視点で日々精進したいですね。

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阿部洋輔

介護業界の理学療法士マネジャー(保健医療学修士)。 弟の脳性麻痺という障害がきっかけでリハビリ業界へ。リハビリ特化型デイサービスの2施設のマネジメントをしており、施設運営や労務管理で七転八倒。「介護業界で働く理学療法士のブログ」を運営。みんなの介護「介護の教科書」で在宅介護についてのコラム執筆中。詳細なプロフィールはこちらです

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介護業界の理学療法士マネジャー(保健医療学修士)。 弟の脳性麻痺という障害がきっかけでリハビリ業界へ。リハビリ特化型デイサービスの2施設のマネジメントをしており、施設運営や労務管理で七転八倒。「介護業界で働く理学療法士のブログ」を運営。みんなの介護「介護の教科書」で在宅介護についてのコラム執筆中。詳細なプロフィールはこちらです