デイサービスの管理者6年目の阿部(@yousuke0228)です。
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あなたのご両親がデイサービスに通うことになった。
もしくはあなた自身がデイサービスに通うことになった。
ケアマネージャーさんにも聞こうと思うけれど、何かいいところはないか調べておきたい・・。
という方に向けて、利用者目線のデイサービスの選び方についてアドバイスいたします。
目次
デイサービス(通所介護)とは?
デイサービスは、施設に入所せず、昼間に日帰りで利用できる通所介護サービスのこと。
(引用元:wikipedia)
簡単に言えば、高齢者の方々が日中安全に過ごすことが大きな目的です。
基本的に介護保険を利用してのサービスとなりますので、一般的には65歳以上の方がほとんどになります。
現在200万人近くの方が利用されている介護保険サービスの中で一番利用者さんの多いサービスです。
デイサービスの主な内容
- 健康チェック
- 食事
- レクリエーション
- 機能訓練
- 入浴
あたりが基本的です。
デイサービスの主な時間設定
- 3時間で食事のないサービス
- 5時間くらい滞在して昼食を食べるサービス
- 9時間くらい滞在して入浴をするサービス
などなどいろいろな時間設定があります。
そして、デイサービスは日本に4万店舗以上あります。
これは大手のコンビニ数社の数に匹敵するほどです。
それだけの数がありますので、施設によってどこに注力しているかがかなり異なります。
ではデイサービスの選び方です。
デイサービスの選び方①:利用目的を明確にする
先ほどお伝えしたように、デイサービスは沢山あります。
利用者さんやご家族の利用目的を明確にしましょう。
利用者さん本人の目的
- リハビリがしたい
- 食事がしたい
- お風呂に入れてもらいたい
家族の目的
- 仕事に出ている間、安全に過ごすために通って欲しい
- 本人は気にしていないのだが、リハビリはして欲しい
- 家族の介護疲れがあり、たまには外出して欲しい
などなど利用目的は本当に様々です。
それによって滞在時間が半日がいいのか、もっと長い方がいいのか。
サービスの内容はどうしたらいいのかということが整理されてきます。
デイサービスによっても得意分野・不得意分野というものがありますので、ここを明確にしておくのは非常に重要です。
リハビリ一つとってもいろいろです。

大まかなデイサービスの種類
- リハビリ特化型デイサービス
- 認知症対応型デイサービス
- レスパイト型デイサービス
- アミューズメント型デイサービス
- 入浴特化型デイサービス
などなど色々な特徴を持って運営されています。
ただこのサービスであれば、一様なサービスが受けられるというわけではないので、大まかなものだと考えてください。
デイサービスの選び方②優先するポイントを決めておく
前述したように様々な特色を持ってデイサービスは運営されています。
となれば、どこを重要だと思って利用するのか決めるというところが大事です。
先ほど一番の利用目的を決めて頂きましたが、その上で優先順位も決めておきましょう。
- 食事が美味しいけど、お風呂は雰囲気がいまいち。
- 個別でマッサージをしてくれるのはいいんだけど、レクリエーションをやりたくない・・。
など、勿論すべて良いのが一番いいのですが、すべて完璧というのは難しいので、優先順位も決めておきましょう。
食事が美味しい、リハビリも対応良く効果も出る、お風呂は個別対応で気持ちいい。
こういった施設ばかりなら最高ですが、優劣が出てしまうからこそ、チェックは怠らないことです。
デイサービスの選び方③インターネットで検索する
実は未だにホームページがない事業所も多いです。
これだけICTが騒がれますが、介護業界はお構いなしです。
基本的にはFAX・手書きでのやりとりの業界なのです。
ということはインターネットやICTに明るい事業所は少ないの現状・・・。
大手企業ではしっかりと作り込まれたホームページなども多いのですが、中小企業が経営するデイサービスも多いので、情報自体が隠れています。
中にはホームページがないのに、良い事業所が眠っている可能性もあるわけです。
まずは近隣にどんな事業所があるかという一覧はこれで調べられます。
インターネットで知ることができる情報
施設基準
1日何人の定員で運営されているか
施設の広さや設備はどうか
人員基準
専門職が何名配置されているか
という部分までは調べることができます。
デイサービスの選び方④ケアマネージャーに近所の目ぼしい施設を紹介してもらう
そのあたりまで調べた上で、ケアマネージャーの意見も聞いてみるといいでしょう。
ケアマネージャーもたくさんのデイサービスの情報を持っています。
ただ1人の方に情報収集をすべてお願いするのが良いとは思いませんので、ご利用者さん・ご家族が事前にある程度目星をつけておくという作業が大事だと思います。
ケアマネージャーにも先ほどの、利用目的、優先ポイントは必ず伝えてください。

デイサービスの選び方⑤実際に見学をする
施設の無料体験を行っている施設もあれば、利用料金が発生するところもあるでしょう。
(無料体験は行っていない施設もあるので、施設に確認してみてください。)
ご本人が1度利用してみて、デイサービスの雰囲気を感じるというのは非常に大事な過程です。
とにかく、「雰囲気」がどうかは重要です。

最初に利用目的とかいろんなことをお伝えしたのですが、いくらサービス内容が合致しても雰囲気を後回しにはできません。
これは実際に足を運ばないとわかりません。
仮にデイサービスを初めてご利用されるという場合には、特に大事です。
内容がよくてもご本人が通いたいと思わなければ始まりませんので・・。
見学の際のポイント(例:リハビリ特化型デイサービスの場合)
例えば、リハビリ特化型デイサービスを見学する場合は、
- リハビリの専門職の配置はどれくらいか
- そのスタッフがどのようなサービス(個別対応なのか集団対応なのか)を行っているのか
- 施設の雰囲気が良いか
- 管理者や対応する職員の対応は丁寧か
- 雰囲気はどうか?
あたりを中心にチェックしてみてください。
ご家族にはリハビリの専門職が配置されていれば安心という方も多いのですが、リハビリの専門職がいても、個別対応ができているのか、集団での対応になるのかでサービスが異なりますからしっかりと内容まで確認してみてください。
まとめ
今回はデイサービスの選び方についてアドバイスさせていただきました。
求めるサービス内容を明確にした上で、施設見学をして、雰囲気をチェックする。
という流れでデイサービスを選ぶと失敗が少なくなるように思います。
仮に利用開始してから、内容に不満があった場合も、デイサービスの利用を終了することも可能ですので、そういった場合はすぐにケアマネージャーに連絡をしてください。
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阿部洋輔
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