スポンサーリンク

みなさん、最近毎週のように出される介護報酬改定の情報に振り回されていませんか?
私は振り回されています…。
もちろん報酬改定の情報を収集することはとても大事ですが、それに時間をかけすぎても仕方ありません。
実際にどのように軸を持って施設を運営していくかを考えないといけません…。
ですので、第153回社会保障審議会介護給付費分科会資料の通所介護(デイサービス)が関わるところを3つピックアップしました。
- 通所介護における心身機能の維持に係るアウトカム評価について
- 栄養状態に係るスクリーニングの推進について
- 通所介護等における機能訓練指導員の確保の促進について
通所介護における心身機能の維持に係るアウトカム評価について
【通所介護における心身機能の維持に係るアウトカム評価について】
・一定数以上の利用者数
・入浴と食事の提供が必要
・要介護3〜5の利用者数が一定数必要となると一般的な大規模のレスパイトデイサービスが「リハビリ」を頑張ると一番お得な感じ!?
短時間リハビリデイは…得なし!? pic.twitter.com/XVSRzG329p— 阿部洋輔(理学療法士ブロガー) (@yousuke0228) 2017年11月30日
アウトカム評価は前々から言われていたことではあります。
今回議題に上がった
・一定数以上の利用者数
・入浴と食事の提供が必要
・要介護3〜5の利用者数が一定数必要
という部分を考えると、半日タイプのリハ特化型デイあたりは「リハビリ」をしているだけというのが仇となり加算が取れないとも読めます。
こういう状況だからこそ、なぜこの加算をとるのかという施設としての軸が求められます。
栄養状態に係るスクリーニングの推進について
【今度は栄養だ…】
通所介護はやることが満載というか。
加算などの枝葉は見つつも、軸を持たないとえらいことになりそうです。「リハビリ」もして「栄養」もチェックして、機能改善してね!
いきなり言われたら焦りますから、「軸」が必要です。 pic.twitter.com/AtPg9rGNHq— 阿部洋輔(理学療法士ブロガー) (@yousuke0228) 2017年12月1日
もちろん機能を改善していくためにはただ筋トレだけしてもダメ。
栄養面もアプローチが必要です。
以前は管理栄養士あたりがいる必要でしたから、介護職員もスクリーニングができるようになると算定事業所数は増えるかもしれません。
やったほうがいいのはわかりますが、何故その加算をとるのか?という意味の再確認は必要です。
通所介護等における機能訓練指導員の確保の促進について
【通所介護等における機能訓練指導員の確保の促進について】
機能訓練指導員を配置した事業所で6ヶ月以上勤務し、機能訓練指導に従事した経験を有する「はり師・きゅう師」も機能訓練指導員になれる案。 pic.twitter.com/qVLXoNx7at— 阿部洋輔(理学療法士ブロガー) (@yousuke0228) 2017年12月2日
これは機能訓練指導員の資格要項を若干緩和することで、どの施設にも専門職が配置できるようにという目論見でしょうか。
第150回の社会保障審議会介護給付費分科会で上がったリハビリ職種の連携加算もありますので、機能訓練指導員の配置や保有資格の確認は行っておいたほうが良さそうです。
なかなか全部のサービス類型でチェックするというのはコンサルタントでもない限り難しいですよね。
今回の改定はデイサービスに非常に厳しいようですが、軸を持ってやっていくだけです!
スポンサーリンク
阿部洋輔
最新記事 by 阿部洋輔 (全て見る)
- 介護業界での新しい生活様式実践の前に整理したいこと - 2020年5月28日
- 新しい生活様式の感染防止の3つの基本をデイサービスに当てはめてみた - 2020年5月16日
- 宇宙飛行士選抜試験からマネジャーとしての働き方を学ぶ - 2020年5月2日
- 中学受験はいらない - 2020年5月1日
- HYGGEとLYKKEを参考に自分のライフスタイルを考える - 2020年4月29日