2018年に向けた介護保険制度見直しの論点

皆様おはようございます。

理学療法士の阿部洋輔です。

2017年がスタートしました。

2018年に医療介護同時改定がありますので、

それらの行方には常にアンテナ張っておかないといけません。

リンク:介護保険制度の見直しに関する意見

介護保険制度見直しのポイント

◯費用負担見直し

介護保険自己負担割合3割の導入

◯保険者機能の強化

保険者ニーズに合わない地域密着型デイサービスの指定拒否

◯給付見直し

福祉用具貸与価格に上限設定

◯介護人材の確保

介護ロボット・ICT活用

◯地域包括ケアシステムの推進

地域包括ケアセンターの機能強化

などが挙げられています。

自立支援にインセンティブ

昨年のビッグニュースは「自立支援介護」がクローズアップされたこと。

介護業界に回復や自立の概念が入ってきました。

そして、インセンティブ。この言葉がよく目に付きます。

人員配置に加算をつけるわけではなく、

利用者さんの状態(要介護度)の「結果」に加算がつく。

自立支援をするサービスに対して手厚くするシステムに変化していくということ。

今までの介護を「お世話」とするなら、これからは「回復・自立」にパラダイムシフトしないとなりません。

リハビリテーション分野では

リハビリテーション分野である「通所リハとリハビリデイ」の区別にも言及されています。

都市部ではこの国の方針に合致しにくいところもあります。

そもそも通所リハとリハデイの違いはサービス類型としては明確だが

実際のサービス内容は不明確です。

関連記事:通所リハビリから考えるデイサービスの今後

このような種々の課題はありますが、リハビリテーション専門職にとって

自立支援をしていこうという流れはとても良いことです。

医療介護のどの場面にいても、自立支援やリハビリテーションの専門家であることを

プラスに活用できますね。

関連記事:平成30年度介護報酬改定に向けて準備しておく3つのこと

 

 

 
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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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