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介護業界で働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。
平成30年度の診療報酬・介護報酬の改定を前に業界は毎日大忙し。
管理者の方々も、次の一手をどう打つかということで大変な時期ですね。
今後のデイサービスはどういった動向かが気になる方・・
なんでデイサービス界隈がこんなに慌ただしいか気になる方・・
に向けてお伝えします。
目次
デイサービスの今後が見えた「第150回社会保障審議会介護給付費分科会」
通所介護関係の資料はこちら➡︎通所介護の報酬・基準について
パワーポイント32ページですから、通所介護関係の方はチェックしてください。
厚生労働省のホームページはいつでも見られるようにしておきましょうね。
2017年11月時点でのデイサービスの今後についての論点
外部の通所リハ事業所等のリハビリ専門職との連携による 機能訓練の推進(生活機能向上連携加算の創設)について

(介護給付費用分科会資料より引用)
人員基準や報酬の細かい部分には言及されていませんが、大規模事業所に優しい加算になるのではないでしょうか。
小規模デイサービスにはリハビリテーション専門職を雇用する体力がないということで、新設される加算ですがあ実際はどのようになるでしょうか。
現在リハビリ特化型デイサービスを掲げている事業所でも20%しかリハビリ専門職を雇用していないと。
まずはこのあたりがピックアップされたことにも価値があったということにしましょう。
基本報酬のサービス提供時間区分の見直しについて

(介護給付費用分科会資料より引用)
以下が問題のポイント。
事業所の実際のサービス提供時間を見ると、7時間以上9時間未満は「7時間以上7時 間半未満」にピークがあり、5時間以上7時間未満は「6時間以上6時間半未満」に、3 時間以上5時間未満は「3時間以上3時間半未満」にピークがある。
要はこれは提供時間を1時間毎にすることで、少しずつ介護報酬を適正化するということでしょう。
デイサービスの時間区分が1時間毎に。まあこれが正しい形でしょう✨https://t.co/M1OTiCaqpo
— 阿部洋輔(理学療法士ブロガー) (@yousuke0228) 2017年11月8日
5時間15分の提供時間のデイサービスと6時間45分の提供時間のデイサービスが同じ金額だったんですから、そりゃ狙われますよね・・。
基本報酬の見直しについて

(介護給付費用分科会資料より引用)
デイサービスの基本報酬の削減はいつも既定路線。
今回も利益率が良いという理由で、真っ先に削減対象に・・・・。
基本報酬は下がるものの、加算をしっかり取得していけば、そこまで削減幅は少なくできるという話も・・。
大企業もたくさん参入してきていますので、どんどん施設運営に効率化が求められることになります。
まとめ:デイサービスの今後
今後は通所リハビリの流れなどを考えていっても、いやそもそも介護保険のことを考えても、通所介護すら「卒業」という話も出てくる可能性もあります。
介護保険自体が破綻するということは可能性が低いとしても、システムを存続させるために、抜本的に大きく変化するのは確定でしょう。
いろんな情報に対してアンテナを立てていくことは必須ですし、変化にも柔軟な姿勢でいることが重要です。
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阿部洋輔
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