【2017年版】介護業界ランキングー業界の動向と今後ー

介護業界で絶賛就労中の阿部（@yousuke0228）です。

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2017年の介護業界ランキングまとめました。

介護業界の市場規模

• 市場規模は9.8兆円
• 要介護認定者数は620万人

介護サービスは要介護認定を受けた方々が利用できます。

介護業界の動向

介護報酬という国が決める単価でのサービス提供となるため今後も単価は横ばいから右肩下がりが予想されます。

・・・全体で単価がアップすることはありえない！

ただ高齢者数の伸びはそれ以上であり、2042年まで増加傾向続くため、市場規模は右肩上がり。

元々、2000年に制定された介護保険によって介護業界が民間に開かれたわけですので、中小・零細企業が多い業界。

最近は他業界からの進出なども落ち着いているものの、（昔は儲かっていたようだが、今はきっと他業界から見たときの旨味が減ってきたんだろうと予測される・・・）SOMPOホールディングスなどの大手企業のM&Aは続いています。

利用料金は国の介護報酬と言う価格に基づいて決められていますが、それだけでは収入源が減少してしまうため、自費の保険を使わないサービスを提供したりといろんな取り組みも盛んです。

介護業界の売上高ランキング（2017年）

総合

1. ニチイ学館　売上高2766億円　営業利益42億円

訪問介護・通所介護系

有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅

介護用品

介護業界の今後

介護報酬の改定

SOMPOホールディングスやニチイ学館は介護業界でない方もご存知かと。

特にSOMPOはワタミの介護や高齢者の転落事故があったメッセージなどを買収して一気に介護業界でも頭角を表し、業界でも２位の売上。

今後も大手企業によるM&Aは続きますから、一気に介護業界のシェアやランキングは変わる可能性が高い。

そして、2018年には診療報酬と介護報酬の同時改定があるので、また介護サービスの単価が変化することで、収益性が変わります。

関連記事：平成30年度介護報酬改定に向けて準備しておく３つのこと

どんどん保険内サービスだけでは難しくなると言われており、自費サービスや混合介護と呼ばれる分野が盛り上がってきています。

介護人材の不足

深刻な人材不足であることは各種報道でも大きく取り上げられています。

2025年には介護職員が38万人不足していると・・。

大手企業から始まり、ロボット活用の話がもっと普通になるはずです。

国もそこに助成金をしっかりとつけてきます。

関連記事：人手不足の介護業界は介護ロボットとの共存が当たり前になる！？

全体を通じて

2025年には高齢者向け事業は100兆円になるとも言われます。

日本において「介護」は欠かすことのできない重要なインフラサービス。

どのように動いていきますか？

参考にしたのはこの本です。本当に勉強になります。

「会社四季報」業界地図 2018年版

posted with ヨメレバ

東洋経済新報社 東洋経済新報社 2017-08-25

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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