介護業界で働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。
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今まで理学療法士業界、実習や教育内容についてはいろんなところで、改善の余地があると言われてきました。
その理学療法士・作業療法士業界の「教育システム」が大きく変わろうとしています。
関連記事:辛い実習おさらば!理学療法士の教育システムが変わる!?〜第1回 理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会〜
療法士の方々は実習に対して特別な想いを持たれていることが多く、この記事もたくさんの方に読んで頂きました。
第1回検討会での議論を踏まえた カリキュラム等の改善について
- 総単位数の見直しについて
- 臨床実習の在り方について
- 専任教員の要件の見直しについて
- その他について
- 中長期的な課題について
といった内容で話が進んでいるようです。
リンク:第2回 理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会(資料)
教育システムが整備されていくことは良いことです。
学校で学ぶ内容が変わり、実習も変わり・・
そして専任教員のルールも変わる。
これは業界的には非常に大きい変化です。
中長期的には私が学んだような3年生の専門学校はなくなって、大学教育に切り替わります。
そして学習内容が変化してくるということは、専門職として求められる役割が変わってきているということです。
理学療法士になるために新たに学習が必要になる分野
- 多職種連携の理解:チーム医療論、地域包括マネジメント論など
- 理学療法管理学:理学療法管理論(職場マネジメントなど)、 理学療法教育論、理学療法倫理など
- 予防理学療法学:予防理学療法学(健康増進、介護予防論、産業理学療法学、1 ~3 次予防論など)
これらは、まさに現場に出てから困ったところです。
管理学なんてそもそもそんなものがあることも知らなかったし・・。
現場に出てから必死に本を読んでみたり実践を重ねてきたという想いがあります。
多職種連携
理学療法管理学
予防理学療法
これらの内容に対して何単位かの授業が増えたから、それがマスターできる訳ではありません。
ただ、多様性を持ってきた理学療法士の役割を少し理解できるのではないかと思います。
専門バカでは成り立たなくなっている業界なのです。
ただ・・・だから何なの??
業界内の変化は、業界外の人からは見えません。
何も知らない人からみたら、こんな内容も教育していなかったのかという風に思われてますね。
今まで、1人で病院で専門職として頑張っていれば良かったものが、周りのスタッフと連携し、またはチームを率いて、病院以外のフィールドでも働いていくというスタイルが一般化してきたということ。
働き方や求められる役割が変わってきたのなら、教育システムも変わるべきです。
もっともっと外にも目を向けないといけません。
変化に対応できるように情報には敏感に、いろいろな行動を起こしていきましょう!!
今すでに、在宅分野でチームを率いて動いている方たちは、まさに先駆者ですね!!
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阿部洋輔
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