皆様おはようございます。
介護業界で働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。
シンギュラリティの話がされるようになって久しいですが。
医療介護業界にもロボットの流れ来ています。
スポンサーリンク
医療機器の保険適応について
この話はどんどん進んできています。
朝日新聞の記事。
医療用ロボットスーツ、保険適用を了承 中医協
厚労省のリンク:医療機器の保険適応について
という資料も皆さんがお読みの診療報酬改定の資料の中に紛れ込んでいます。
サイバーダイン社のHAL医療用 下肢タイプが医療保険適用になったのです。
サイバーダインHALが保険適応となる疾患
・脊髄性筋萎縮症
・球脊髄性筋萎縮症
・筋萎縮性側索硬化症
・シャルコー・マリー・トゥース病
・遠位型ミオパチー
・封入体筋炎
・先天性ミオパチー
・筋ジストロフィー
の方々を対象として、歩行機能を改善することを目的として使用するそうです。
サイバーダインHALが保険適応になると想定されるのは3400人
推定適応患者数は3400人。(少し、少なく感じる・・・)
前述した難病患者さんが中心となるためです。
しかし、実際の脳梗塞患者さんの数は150万人とも言われます。
多くの人の保険適応となることには至らなかったわけですが、純粋にこのHALで保険請求できるということは、ロボット業界にも1つのインパクトにはなりますね。
HAL療法の料金とは・・?
Google先生の力を借りて今までのHAL療法(?)の料金を調べてみました。
・医療法人で追加料金は取らずに疾患別リハビリテーション料で賄うところ
・医療法人だけど自費として別にやるところ
・自費で回数券買ってもらうところ
多種多様な展開方法があるんですね。
今度はHALをつけることで保険請求ができるのだからそれは革命的!
ロボットを用いてのリハビリテーションが一般的になる?
そういえば、エルゴメーターだってトレッドミルだって機械といえば機械。
今後はロボットスーツをつけてのリハビリ業務。
ロボットスーツをつけての介護業務。
いろんな可能性がある分野ですね。
数年後にはHALを装着しての歩行トレーニングが一般的になっているかもしれません。
まとめ
今回、サイバーダインHALを使用する際に保険適応となるという事実、これはインパクトのある話です。
ドイツなどでの保険適応と異なり、効果は限定的だと思われますがロボット業界の良い影響というのは出るはず。
保険適応がどのくらい広まるかというのは懐疑的ですが、ロボットが医療介護業界にどんどん入り込んでくるというのは時間の問題です。
2040年代に起こるとされるシンギュラリティ。(人工知能が人間を超える時)
今日の話はとてもちっぽけに感じることになるかもしれません。
医療介護業界にもロボットによる改革が進んできています。
まずは時代に取り残されないようにしていくことからですね。
関連記事:【書評】超AI時代の生存戦略 /落合陽一氏 を読んで〜2040年代のシンギュラリティを見越して〜
スポンサーリンク
阿部洋輔
最新記事 by 阿部洋輔 (全て見る)
- 介護業界での新しい生活様式実践の前に整理したいこと - 2020年5月28日
- 新しい生活様式の感染防止の3つの基本をデイサービスに当てはめてみた - 2020年5月16日
- 宇宙飛行士選抜試験からマネジャーとしての働き方を学ぶ - 2020年5月2日
- 中学受験はいらない - 2020年5月1日
- HYGGEとLYKKEを参考に自分のライフスタイルを考える - 2020年4月29日
コメントを残す