皆様おはようございます。
理学療法士の阿部洋輔です。
先日、7月17日は「理学療法の日」。
大田区での理学療法士協会のイベントをお手伝いさせて頂きました。
その中で大渕修一先生のお話も聴講することができました。

老年症候群とは
加齢とともに現れる日常生活に不具合を及ぼす症状のこと。
決して生命に影響を及ぼすわけではないが生活機能が低下してしまう。
これは非常に良くないですね。
今後さらに、リハビリテーション専門職として絡んでいく領域です。
ロコモなんかは特にですね。
関連記事:わかります?サルコペニア・ロコモ・フレイルの違い〜さあ、言葉の整理をしよう!〜
まずは、死亡原因と要介護などになる原因が異なるところから。
死亡原因(平成22年人口動態統計)
1位:脳血管障害 21.5%
2位:認知症 15.3%
3位:高齢による衰弱 13.7%
4位:関節疾患 10.9%
要介護などになる原因(平成22年人口動態統計)
1位:悪性新生物(ガン)29.5%
2位:心疾患 15.8%
3位:脳血管障害 10.3%
4位:肺炎 9.9%
有名ブログでもこの割合の話に対して言及されていました。
リンク:「リハ医の独白:要介護要因のなかで脳血管障害の割合が2割を切る」
まずはこれらを理解すること
超高齢社会に移行していますが
死亡原因と要介護状態になる原因にこれだけの
違いがあるということを理解しないといけません。
QOLのことを考えれば、ただ延命できればいいというわけではなく
今社会が進める「健康寿命の延伸」がポイントです。
大渕先生もおっしゃるように、認知症や関節疾患という
直接的に生命に影響がなくても、QOLを著しく低下させる要因が
多く潜んでいるということ。
やっぱりリハビリテーション専門職としても
介護予防の可能性を再確認できました。
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阿部洋輔
デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです
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