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あなたも事業所の管理者(マネージャー)になりたてで、こんなことはありませんか?
「現場で動いていた時と、仕事の仕方が全然ちがう…」
「仕事の範囲が広すぎる…」
「部下にどうやって仕事をふるべきか…」
私も管理者になったときに、現場業務ばかりで忙しくなってしまい、ずーっとそんなことを感じて悩んでいました。
でもいろんな本を読み漁り、インバスケット思考を知ってから、どうやって仕事をスタッフにお願いしたり、管理者の仕事の範囲の広さや何をやるべきなのかが、整理できました。
もしあなたが現場の業務だけで疲弊して、管理者らしい仕事ができていないのなら、「インバスケット思考」を身につけることをお勧めします。
現場業務に疲弊して、管理者業務に手がつかなくなる前に、ぜひチェックしてみてください!
ではいってみましょう!!
目次
そもそもインバスケットとは?
- 架空の立場になって、制限時間内に、より精度高く、案件処理を行うゲーム
- ルーツは、アメリカ空軍から生まれた、習得された知識が戦場で活用できるかをシュミレーションするもの
- 一流企業にはじまり、官公庁や中小企業でも、登用試験や教育・研修ツールとして、活用されている
(引用:入社2年目のインバスケット思考)
簡単にいえば、管理者やリーダーの教育ツールとして使われているものです。
介護業界は中小企業が多いですから、管理者になるために十分な教育を受けられないところが多いと思います。
そして理学療法士をはじめとするリハビリテーション専門職が管理者となった場合、学校教育に「管理学」という授業がありませんので、手探りで管理業務を始めなければなりません。
そうするとどのように学んでいいのかもわからなくなり、「管理業務」って習ったこともないしよくわかんないね…となってしまいします。
インバスケットの特徴
- 判断スタイルを客観的に見つめ直すことができる
- 潜在能力が引き出される
- パフォーマンスがアップする
(引用:入社2年目のインバスケット思考)
とされています。
なかなか実際の仕事では、重要な意思決定の場面が定期的にくるわけでもありません。
そして思いもしない時に突発的に発生することが多いと思います。
インバスケットを学ぶことで、ゲーム感覚で修羅場の疑似体験できるわけです。
インバスケットの効果
- 時間に余裕が生まれる
- 部下や組織を活用する力がつく
- 問題解決力が身につく
- 自分の判断に自信がつく
(引用:入社2年目のインバスケット思考)
時間に余裕が生まれる
本来やらなければならない仕事と、そうでない仕事の見分けがつき、優先順位をつけることができる。
肝は優先順位。
緊急度と重要度の2✕2のマトリクスが有名。
緊急だけど、重要じゃない仕事に忙殺されると大変なことになります。
重要なものに時間をかけられるようにしたいですね。
部下や組織を活用する力がつく
インバスケットトレーニングは自分だけでは案件が処理できないように設定されています。
この考え方を身につけると部下や組織を活用する方法が知れます。
問題解決力が身につく
絶対的な正解がないのがインバスケットトレーニング。
そもそも白黒つかないことが多いのですから、あなたが働く会社の業務もグレーゾーンが多いと思います。
(だからこそ管理職が必要なのですが)
絶対的な正解がないという前提であるからこそ自分の考えやその行動を起こす根拠を熟考するきっかけになります。
自分の判断に自信がつく
ゲーム形式でトレーニングをして失敗もたくさん出来るので、経験値が増えます。
勿論、本来の職場での経験も必要ですが、迫り来る案件にどう対応していくかはこのインバスケットトレーニングでも経験できます。
インバスケットトレーニングの実際
- とある設定の主人公になりきる
- 時間を意識して案件処理をする
(書籍では30分で15案件を処理する設定になっています)
ゲーム感覚で修羅場体験です、ぜひどうぞ!
私がインバスケットを導入してわかった4つのメリット
俯瞰的な見方を学べる
現場にはスタッフの数だけ課題があります。
1つひとつにフルパワーで対応していると、管理者の時間は足りません。
このインバスケットではこれでもかと案件が集中します(泣)
結果的に一歩引かないと整理がつきません。
俯瞰することの大切さを身を持って体験できます。
1歩引けるようになると、全体像がつかめて、優先順位が見えてきて、かけられる時間もなんとなくわかるようになります。
トラブルを疑似体験ができる
仮にあなたに上司がいるとしても、現場での意思決定の場面で、上司に逐一相談しながらすすめることはできないと思います。
通常トラブルってそんなに頻発するわけではありせん。
でもトラブルが発生したときは、迅速に的確な対応が求められます。
それが1番の難しさ。
反対に毎日トラブルが起きれば、少し対応はうまくなるはず(泣)
インバスケットなら心理的な負担なくトラブルを疑似体験できるので、ゲーム感覚でトレーニングできます。
楽しくマネージャーとしてのパワーアップが図れます。
マネージャーの仕事は「決断する」ことだってわかる
現場で物事を決められるのはマネージャーなんです。
現場の業務をないがしろにしてるとかそういうことではなくて、それが役割。
大事なことを後回しにしてしまうマネージャーも多いかと思いますが、(私のこと?)、仕事の軸は現場を手伝うことではなく、方向性を決めること。
決断するのはマネージャーにしかできないんです。
インバスケットであれだけの未解決案件が発生したら、だれでも解決しなきゃって思えます。
だからこそ、能力をアップさせておこうって話です。
組織の動かし方がわかる
Doing things through others!
という言葉があるように、部下なり、上司なり自分以外の人の力を借りて仕事を進めていく力が必須です。
インバスケットでもちゃんと部下がいますので(笑)、うまく使いこなすことが求められています。
まとめ
このインバスケットはテクニック面も多いのですが、管理者になりたての初心者向けマネジメントとして非常に有用です。
ストレングスファインダーで戦略的資質ばっかりの私にとってはインバスケット思考のように書面で修羅場を追体験できるようなツールは非常にありがたい。
仕事のスキルを上げているというよりは、遊んでいる感じなので。
ですからそれが仕事につながるなんてそんなに良い話はないです。
ということで、この本を読んでみてください!
管理者の役割が整理されますよ!
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阿部洋輔
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