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管理職の理学療法士…阿部(@yousuke0228)です。
かれこれデイサービスの管理者、会社の管理職として6年程経過しました。
読書が好きということもあり、何かと悩めばまず本を読んで解決できないか考えてきました。
管理職として管理業務に悩む方に向けて少しでもお役に立てればと思い、オススメの本をまとめてみました。
管理職として働くのに役にたった10冊(随時更新)を紹介します!
目次
フィードバック入門/中原淳
これはそろそろチームを率いる立場になる方には必見です。
業務の達人からマネジメントの初心者になるわけなので、その時の指針となってくれる本です。
中間管理職の仕事の難しさは、一言で言えば、「他者を通じて物事を成し遂げなければならない(Getting things done through others)」ということ。
もう少し別の言葉で言うならば、「仕事を任せても、放置せず、他者に成果をあげさせること」。
(引用:フィードバック入門/中原淳氏)
という一節があるように、プレイヤーとしての存在価値と、マネージャーとしての存在価値は違います。
マネージャーのイロハを知ることができます。
はじめてのリーダーのための実践フィードバック/中原淳
先程の書籍がさらに読みやすい形で「実践編」になっています。
マネージャーになっていろいろと悩むことがあるんだけど、本は取っ付きにくい。
そう思う方にもイラストなどが多くてオススメできます。
マンガでやさしくわかる部下の育て方/中原淳
お気付きの通り中原淳先生3連発。
マンガですがエッセンスが詰まっていてわかりやすい。
実際のところ難しいマネジメント論が必要なわけでなくて実践的に部下をどうやって教育するかを知りたい人が多いと思います。
そんな時に導入としてビジネス漫画から読んでみるのはとても良いと思います。
全く何もわからない状態でマネージャーを始めるのと、この書籍に出てくる「7項目」を意識した上でマネージャーを始めることは天と地ほどの差があると思います。
組織論 補訂版 (有斐閣アルマ)
マネージャーは組織をまとめます。
いやいやまず「組織」って何なんだ?という方にオススメ。
そもそも理学療法士をはじめとする国家資格取得者は「資格取得者」であることからもわかるように、一匹狼タイプも多い…。(阿部調べ)
そのためその個人がチームとして組織化された時に、結構居心地の悪さを感じる方がいます。
- 組織
- モチベーション
- マネジメント
- コンフリクトマネジメント(対立関係)
などもコンパクトにまとまっています。
入社2年目のインバスケット思考~一生ものの仕事の進め方~/鳥原隆志
インバスケット思考って聞いたことありますか?
インバスケット思考とは…
- 架空の立場になって、制限時間内に、より精度高く、案件処理を行うゲーム
- ルーツは、アメリカ空軍から生まれた、習得された知識が戦場で活用できるかをシュミレーションするもの
- 一流企業にはじまり、官公庁や中小企業でも、登用試験や教育・研修ツールとして、活用されている
(引用:入社2年目のインバスケット思考)
簡単にいえば、管理者やリーダーの教育ツールです。
介護業界やリハビリ業界では学校教育に「管理学」という授業がありませんので、手探りで管理業務を始めることになります。
そんな時にゲーム感覚で意思決定や問題解決能力を向上させてくれます。
この他にもたくさん書籍が出ていますのでチェックして見てください。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする/グレッグ・マキューン
管理業務を始めた時に感じることは「時間がない」という問題。
でもそれは仕事をうまく整理できていなかったり、本当にやるべき問題なのかを考えていないから起きていることが多いです。
そんな仕事のモヤモヤを解決してくれる本です。
- 「やらなくては」ではなく、「やると決める」
- 「どれも大事」ではなく、「大事なものはめったにない」
- 「全部できる」ではなく、「なんでもできるが、全部はやらない」
(引用:エッセンシャル思考)
この考えをインストールすると、ずいぶん仕事に心理的な余裕が出来ますよ。
グロービスMBAマネジメント・ブック
管理職になると、部下育成・職場環境・売り上げなど、チェックする範囲が異様に増えます。
まず自分の仕事の範疇がどのくらいに広がるのかと言う視点でこの本の目次をみるのも良いですね。
特に療法士などの専門職がマネジメントをする立場になると、仕事の内容が大きく変わりますしその時点では想定もつかない仕事であることが多いですから。
ダークサイド・スキル/木村尚敬
きれいごとだけでは人は動かない。
部下や上司を論理的に論破できたとしても動くかどうかなんてわかりません。
これはマネジメント体験の中で気づいたこと。
先にこれを知識として知っていたからといって、実際に気付くことができるかどうかはわかりません。
体験・実践を通じて少しづつ理解をしていくことしかできないんだなということはわかりました。
この書籍ではブライトサイドスキルと呼ばれる
- 論理的思考
- 財務会計
- プレゼンテーション
などとは分けて「ダークサイド・スキル」について述べられています。
ダークサイド・スキルとは
- 人や組織に影響を与え動かす力
- 空気を支配する力
- 人を正しく見極める力
のような力のこと。
マネジメント系の話については「暗黙知」の領域が非常に多いと言われるため、書籍を読んだだけでマスターできるようなものではないと言われます。
でもだからと言ってそこで書籍を読まなくていいやという人材にはマネジャーは務まらないのではと思います。
自戒を込めてオススメでです。
人間学を学ぶ月刊誌 致知
人間学というと胡散臭いと思う方も多いと思います。
ただ管理職やマネージャーとして人間的な部分の成長がないとその組織も成長しません。
テクニック的な部分だけに傾倒しすぎてもよくありませんので、私はこの雑誌をかれこれ5年くらい読んでいます。
これは定期購読の月刊誌なので、Amazonでは買えませんので悪しからず。
リンク:致知 定期購読のご案内
修身教授録/森信三
これは本当に人としてどうあるべきかということを教えてくれます。
言行一致の重要さなどを再確認させられる背筋が伸びる本です。
初めて読んだのは5年前で、何かある度に読み返しています。
テクニックに溺れそうになったらぜひ読んでみてください。
安岡正篤人間学/神渡良平
人間学というと安岡正篤先生なのですが、結構本を読んでみると難解なことが多いです。
「歴代宰相の師」「帝王学の祖」と呼ばれる安岡先生のエッセンスを捉えるのはこの本がオススメです。
私もマネージャーとして以前に人間として知行合一を目指していますので、人間学は非常に重要だと思っています。
管理職の皆様も人をまとめる役割ですから、こういった人間学を学んでいく意味は十分にあると思います。
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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阿部洋輔
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