非認知能力は生きる力〜学力の経済学を読んで教育パパになりそう〜

先日、幼児教育についての勉強会に参加して、その後色々と気になっております。

教育経済学も随分流行ってきて、教育にも費用対効果が求められる時代です。

私自身も教育を受けてきたおかげで、無事(?)社会人になっています。

今度は私たちが子供達の教育を考える番。他人事ではありません・・・。

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幼児教育研究のRCT

RCT(Randomized Controlled Trial ランダム化比較試験)は信頼性の高い研究手法。

もともと、医療分野のものですが、最近はこう言った教育面にもどんどん利用されていて政策決定に役立っているようです。

幼児教育におけるRCTは

  • ペリー就学前計画
  • アベセダリアンプロジェクト
  • シカゴハイツ幼児センター

 

などがあるそうですが、就学前の教育投資効果が大きく、意欲・自制心・社会性などの「非認知能力」が重要とされています。

最近注目の「非認知能力」ですね。

 

「非認知能力」は生きる力?

社会的情動的スキルとも言われ、コミュニケーション能力、自己管理能力、向上心、やり抜く力などの能力のこと。

一方、IQや学力テストで測られる能力は「認知能力」と言われており、別のスキル。

非認知能力とは何か

学術的な呼称 一般的な呼称
自己認識 自分に対する自信がある
意欲 やる気がある
忍耐力 忍耐が強い
自制心 意志力が強い
メタ認知ストラテジー 理解度を把握する
社会的適性 リーダーシップがある
回復力と対処能力 すぐに立ち直る、うまく対応する
創造性 創造性に富む
性格的な特性 神経質・外交的・誠実 など

「学力」の経済学/中室牧子氏 より引用

現在はスキルとして、高めていくことができるということで注目されています。

(非認知能力の能力が高ければ、学歴・年収・雇用などの面で良い影響が出るとも言われています。)

30過ぎの大人(?)である私は、かなりスコアが偏っていそうで、子供に偉そうに言えません。

空気を読まずに、フラフラしていて、特に気にしないので、「回復力と対処能力」のスコアがちょっと良いくらいじゃないでしょうか・・・(汗)

子供だからといって、スコアが低いわけでもなく、大人だからといって、スコアが高いわけでもない。

まさにその人個人の特性。

 

教育パパになりそうな気もする

こういった本を読むと、2人の子供に大層な教育を施したくなるのが、親心。

そんな親御さんも多いと思います。

ただIQを高めれば、必ず子供が幸せになるわけではありません。

(もちろん、IQが高いに越したことないですが・・・)

社会に出ることを考えたら、この数値で測りにくいこの「非認知能力」を高める方がよっぽど意味があるように思えます。

 

自分が意識していること

子供の「自己肯定感」だけは高めてあげようと思って対応しています。

自分はできる!とか、自分には価値がある!って感じてもらうこと。

よくいえば、「自己肯定感」

悪く言えば、調子に乗っている(笑)。

きっと調子よく生きていた方が、生きる力強そうだと思ってますので、そうしてます。

娘のピアノの発表会が年に何回もあるというのも、自己肯定感を高める上で、今のところプラスに働いているようです。

是非いろんな方の子育て・育児方針も聞いてみたいものです。

 

まとめ

  • 学校で優等生になること
  • 社会に出て成功すること

 

この2つが必ずしも共通することではないことは周知の事実。

(というか、結構早い段階でこれを教えて欲しかったという気もしています・・他力本願。)

これはやはり「非認知能力」が見える形で評価されていないことが原因でしょう。

学校ではIQだけで通用しても、社会ではEQ(心の知能指数)・生きる力(非認知能力)も必要。

子供の成長に関わる大人(親)自身がこれらのことをしっかりと理解しないといけません。

子供にはちゃんとした教育を与えたいっていう気持ちにはなってしまいますね。

(教育業界の良いカモになってしまいそうです・・・)

関連記事:運動会のかけっこ(徒競走)で1位をとるためにした3つのこと

(かけっこの順位をあげることも自己肯定感に繋がったかしら??)

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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