みなさまおはようございます。
理学療法士の阿部洋輔です。

財政制度等審議会の意見書が出されました
20ページあたりが介護関係の軽度者についての話になっています。
(軽度者に対するその他給付の在り方)
近年、通所介護の費用額が顕著に増加しており、その約6割が軽度者(要介護 1・2)向けとなっている。通所介護の事業所数については、基本報酬が最も高く設定されている「小規模型通所介護」が特に増加している。一方で、「小規模型通所介護」は、個別機能訓練加算を取得している事業所の比率が他の類型よりも低くなっているものの、サービス提供1回当たりの単位数は最も高くなっている。こうした状況を踏まえ、軽度者に対する通所介護など、介護保険の適用事業者に限らず多様な主体が利用者のニーズに柔軟に対応して必要な支援を行っていくことも可能と考えられるサービスについては、中重度者への給付の重点化や地域の実情に応じた効率的なサービス提供の観点から、地域支援事業に移行すべきである。また、その前提として、機能訓練が殆ど行われていない など、サービスの実態が、重度化の防止や自立支援ではなく、利用者の居場所づくりにとどまっていると認められる場合には、減算措置も含めた介護報酬の適正化を図るべきである。(引用)
要介護2は軽度者
要介護2は軽度者という認識。
結果、要支援〜要介護2の方を軽度者として、介護サービスをどんどん地域支援事業や
民間事業者に振り分けていこうというのが財務省の考えです。
今後のデイの動向
デイサービスに関して言えば
・機能訓練を行っているかどうか
・小規模で事業運営を行っているかどうか
あたりが、重要な点になってくるようです。
機能訓練を行っているかどうかも
体制を整えているかどうかは、さておき
さらにアウトプットが重要になります。
自立支援介護・科学的に裏付けられた介護
これを実践していくことが通所サービスにおいても
入所サービスにおいても重要となりますね。
どういった形で現場に落とし込んでいくのか
平成30年度に向けて日々精進です。
阿部洋輔
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