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介護業界で働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。
最近は世の中全体で「働き方革命」だとか、「好きなことを仕事にしよう」という風潮が強くて、働くことに妙に悩んでしまう人も増えているようです。
- 結局どうしていったらいいんだろうか?
- 何を考えるべきなのか?
私も悩んでおりました。
特に理学療法士や作業療法士として就職して数年が経つと、その第1のタイミングでしょうか。
と言う私も、臨床経験5年目で転職をした口です。
そんな、リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)でキャリアデザインについて気になるあなたには必見の書。
紹介します。
目次
リハビリテーション職種のキャリア・デザインはリハ職種必見の書
目次
第1章 リハビリテーション職種として働くということ
第2章 リハビリテーション職種を取り巻く環境変化と課題
第3章 理学療法士・作業療法士のキャリアデザイン実際
第4章 多様な場で活躍するリハビリテーション色の先達たち
業界では非常に有名な高木先生が執筆されています。
今まで理学療法士になって以降のキャリアデザインを教えてくれる方はいませんでしたら本当に貴重な内容。
先生のお話は何度か聞かせていただいたことがありますが、また書籍で何度も見直せるというのはとてもありがたい。
理学療法士になる前からキャリアを考える時代になっている
この書籍の対象は理学療法士・作業療法士養成校の学生や臨床経験数年の療法士だとのこと。
今は、キャリアデザインを学生のうちに教えてもらえる時代なのです。
(いや教えておかないと大変な時代だということか?)
ここ10数年で時代は一気に変わりました。
私自身の臨床経験(理学療法士免許を取得してからの経過年数)は10数年。
国家資格を取得してからの時間が経てば経つほど、新しい知識や考え方を自分の中にインストールすることが難しいと感じます。
これが年を重ねることの1つのデメリット。
だからこそ学生の間や、臨床経験数年のうちにこの類の話を聞いておくことは非常に有益です。
キャリアデザインとは何か?
キャリアデザイン(career design)とは、自分の仕事人生のプランを自ら設計し決定すること。日本では平成に入って以降、重要視されるようになった。(引用:wikipedia)
昔はキャリアデザインって「理学療法士になる」「作業療法士になる」ということだったんだと思います。
ただこの職種になれば生涯いくら稼げて生活は安泰だ・・。
というような前提が成り立たなければ、キャリアデザインを考えていかないと大変なことになります。
そして今そんな良い条件で働いている人って少ないのではないでしょうか?
なぜキャリアデザインを考えないといけないのか
- リハビリテーション職種を取り巻く環境の急激な変化
- 10年、20年のスパンで考えると必ず働き方が変わる
このあたりが大きな要因です。
療法士の養成校に入学する時は(療法士を志すタイミング)には・・
- 身内に障害を持つ方がいた
- 家族が脳梗塞や骨折などでリハビリを経験した方がいた
- 自分が学生時代スポーツに携わっていた
というような志望動機で療法士を志す方がほとんどです。
そして「療法士になろうと思ったきっかけ」って今後もそう大きくは変化しないと思っています。
ただ、社会から求められる療法士像、療法士を取り巻く環境が変化していくわけですから、早いタイミングでどういう働き方をしたいのかを考えておかないと痛い目に会うこともありますよね・・。
理学療法士・作業療法士のロールモデル
書籍では今までのロールモデル、今後のロールモデルになりうる働き方が提示されています。
理学療法士と作業療法士のロールモデルの変遷とこれから
- 1960〜1990年 技術に熟練したセラピスト
- 1991〜2010年 科学的根拠に基づく理学療法・作業療法を実践できるセラピスト
- 2011年〜 組織・社会の課題解決に役立てる統合型のセラピスト
(引用:リハビリテーション職種のキャリア・デザイン)
これを見て「あー」っと思う方が多いように、時代の変化に伴って、理学療法士・作業療法士のロールモデルも変化しています。
リハビリテーション職種に対しての質の評価は昔はなかったわけで、そうすれば職人的な人材が増えるのは当たり前。
自分で全てを決めてやっている気がしやすいですが、やはり行動には周りの環境の力も大きいわけです。
まとめ
ということで、今起きているだけでなく今後起こりうる環境変化について知識を深めておくことは非常に有意義です。
臨床経験が浅い方だけではなく、ちょっと転職をしようかなとか、今後どのように働いていくかということに悩む方にはオススメの本です。
時代は変化しています、急激に。
その変化に対して後手後手に対応しますか?
先手を打ちますか?
自分自身のためにも一度考えてみましょう。
さすがの高木先生でした、いつもありがとうございます。
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阿部洋輔
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