西城秀樹さんの件でリハビリ専門職が意識しないといけないこと

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阿部(@yousuke0228)です。

先日、西城秀樹さんがご逝去されました。

脳梗塞になった後も精力的に活動されていたことを今更ながら知りました。

 

西城秀樹さんの自己決定と岩崎宏美さんの発言について

このツイートにたくさんのご意見を頂きました。

元の記事はこちらです。

リンク:西城さん急逝 岩崎宏美が涙で訴え「身体が不自由になってからの映像は使わないで」

簡単にいえば、岩崎宏美さんが元気な西城さんのイメージが強いから、病気になった後の映像は使わないでほしいと言ったとのこと。

 

そもそも他人が当事者本人の決定を覆す権利はない

西城さん本人が進んでステージに立とうとしていたということから、その決定を当事者以外の人間が覆すことはできないと思います。

今後の映像の使われ方はもちろん本人が決めることはできませんが、リハビリに取り組んでいる姿勢を映像で流すのことは悪いこととは思えません。

それこそ今回岩崎さんは「病気になった後の本人の頑張りをみんなに見せてあげたい」くらいの言葉でも良かったのでは。

 

原因は「障害を持つAさんは、今までののAさんとは別人」という考え方

こういった考えの背景には、

  • 元気な西城さん
  • 障害のある西城さん

が別人であるという認識があるということになります。

でも病気になったから、怪我をしたからということで本人が本人でなくなるということはありません。

それはその人が持っていたイメージでしかありません。

 

病気だって性格だってなんだってその人を作る要素だ

病気になってもならなくても

  • どんどん人前に出て活動したい人
  • あんまり人前には出たくない人

がいるように個人の考えなんて十人十色です。

障害もそのように捉えられるといいですよね。

 

ただここで我々リハビリ専門職が考えないといけないこと

それは病前の本人(患者)さんには会ったことがないということ。

仮に病院に勤めているセラピストであれば、発症する前の利用者さんを知っていることはないはず。

ということは病前の本人をよく知っている家族や友人の気持ちに100%寄り添えないということを意味しています。

逆に先ほどの岩崎宏美さんの意見にも共感できるキャパもないといけません。

(一見反対のことを言っているようですが、本人と家族の意見の相違なんてよくありますね…)

この2つの意見をうまくまとめて前に進めていくということがリハビリ専門職に求められているのではないでしょうか?

 

まとめ:価値観を押しつけずに認めよう!

私たちセラピストの前に現れる患者さんは「病気や怪我をした人」です。

つまりセラピストは元気だった患者さんを知らない…。

なのに「患者さんはこうあるべきだ!」と言ってしまうことがあります。

ですから、ず〜っと元気な頃を知っている人(家族・友人)が意見を言う気持ちを知っておく必要があります。

価値観を認め合おう!

今回は岩崎宏美さんの発言に言及しましたが、お互いがお互いの価値観を認めれられるような社会になるといいなぁ。

 

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阿部洋輔

理学療法士(保健医療学修士)。 弟に脳性麻痺という障害があったことがきっかけでリハビリ業界へ。 一般病院勤務→在宅リハ転職→26歳でデイサービス管理者を経て、社内の管理職。施設運営や労務管理で挫折・修羅場多数経験。 詳細なプロフィールはこちらです

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理学療法士(保健医療学修士)。 弟に脳性麻痺という障害があったことがきっかけでリハビリ業界へ。 一般病院勤務→在宅リハ転職→26歳でデイサービス管理者を経て、社内の管理職。施設運営や労務管理で挫折・修羅場多数経験。 詳細なプロフィールはこちらです