皆様おはようございます。
理学療法士の阿部洋輔です。
2016年度より、回復期リハビリテーション病院でのアウトカム評価が導入されることになりました。
回復期リハビリテーション病院で、1日平均6単位(2時間)以上のリハビリを行っている所が対象になりました。
その流れの中で、リハビリの効果とは・・・
以下の計算式で「27未満」の場合に効果が低いと判断されます。
計算式:
Σ[各患者の退棟時のFIM得点(運動項目)―各患者の入棟時のFIM得点(運動項目)]÷Σ[各患者の入棟から退棟までの在棟日数/各患者の状態ごとの回復期リハビリ病棟入院料の算定上限日数】
リンク:メディウォッチ「回復期リハのアウトカム評価、最初のリハ料算定制限は2017年4月から―2016年度診療報酬改定で厚労省」
Σ(シグマ)なんてあまり見ませんが・・。
これは、回復期リハビリテーション病院だけに関係することではありません・・・。
退院するということは、そこに受け皿があるからです。
ということは受け皿となる地域の施設やデイサービスなども利用者さんの層が変化するということ。
今回のアウトカム評価で、在宅側から見るとすると・・
・さらに退院期間は早く、医療よりの対応も必要になり
・なおかつ、リハの質がキチンとチェックされ(もちろんこれが目的ですが・・)
・全体的に脳血管疾患の方の利用が増える
のでは?という予測の中で、また動き方を再考する必要があります。
どんどん変化です。
関連記事:回復期リハビリテーション病棟におけるアウトカムの評価〜セラピストの働き方にも影響〜
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阿部洋輔
介護業界の理学療法士マネジャー(保健医療学修士)。 弟の脳性麻痺という障害がきっかけでリハビリ業界へ。リハビリ特化型デイサービスの2施設のマネジメントをしており、施設運営や労務管理で七転八倒。「介護業界で働く理学療法士のブログ」を運営。みんなの介護「介護の教科書」で在宅介護についてのコラム執筆中。詳細なプロフィールはこちらです
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