皆様おはようございます。
理学療法士の阿部洋輔です。
先日、ニッポン一億総活躍プラン(案)が発表されました。

ニッポン一億総活躍プラン
何度も発表されているように、新三本の矢として
①名目GDPを600兆円に
②出生率を1.8人に
③介護離職者をゼロに
が掲げられています。
ここの目標に対してのプランが提示されているのはいうまでもないのですが、
「一億総活躍社会の実現に向けた横断的課題である働き方改革の方向」
ということで全ての目標に関係する働き方について言及されています。
最近、新聞報道などで取り上げられている
・同一労働同一賃金の実現など非正規雇用の待遇改善
・長時間労働の是正
・高齢者の就労促進
このあたりは、今後いろんな業界で取り組みが進んでいくはずです。
セラピスト業界視点から見ると・・・
あんまりこの話を理解できない・・・
ただこれらの問題は国家資格でもある理学療法士として、
「資格」があること前提で働いている我々には少し理解しにくい点があります。
そもそも資格を持っている時点で、1年目の新人セラピストと
経験豊富なゴットハンドセラピストが時間あたりで得られる報酬は同じ。
医療保険・介護保険の範囲で働いていますから、基本的にはその流れ。
良くも悪くも「資格」に守られています。
ただし今後この「保険」自体がどうなっていくかが、不確定な状況では
この良くも悪くも「資格」に守られているということがデメリットになります。
リハビリ業界は「同一労働同一賃金」の難しさをよく知る(?)業界なのかもしれません。
理学療法士の平均年齢は32.8歳。
私、ドンピシャ平均年令です・・・。
理学療法士を30年続ける方が今後どれだけいるかは未知数で。
国の施策によって、専門職の需給バランスが調整されることもあります。
ただし、28年後の2044年には、このボリュームゾーンの方々が
理学療法士60歳。
元理学療法士60歳。
というようになります。
その時代には確実に定年は60歳ではなくなるので、60歳に着目する意味は
減るでしょうがもう不確定要素だらけ(笑)
一生働く時代なのですから、理学療法士としてもリハビリテーション専門職と
してもどのように社会に貢献していくかということを一度自分の中で整理することも
とても大事だと思います。
変革の時代・・・
「ニッポン一億総活躍プラン」という国の方針もありますが
・一理学療法士としてもどんな貢献をしていくか?
・一個人としてもどの方向性で頑張っていきたいか?
この辺をまず決めていくことの重要性を感じます。
阿部洋輔
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