介護予防のためのご当地体操〜手段の目的化になっていないか?〜

流行ってます、介護予防体操教室

介護予防目的のご当地体操花盛りです。

2017年6月21日付けの日本経済新聞でも介護予防教室について言及されていました。

2002年からあった荒川区の「荒川ころばん体操(首都大学東京監修)」は有名で私も知っておりました。

リンク:荒川ころばん体操解説書

今回、記事では府中市の「元気一番、ふちゅう体操!!」や豊島区の「としまる体操(都健康長寿医療センター研究所協力)」が取り上げられていました。

東京都内の市区町村でも動きが加速しているようです。

(そもそもこの流れは健康日本21の計画が出てから、地域毎のご当地体操作りが加速しています。)

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介護予防体操って何のためにやるの?

ご当地体操を作って、地域の高齢者の方々を要介護状態にしないようにするという目的があるかと思います。

要するに地域で健康長寿で過ごしていきましょうと言うこと。

地域の方々に愛着を持ってもらうために「市区町村名+体操」というネーミングでご当地体操が生まれるのは悪い事でないと思うのですが、体操自体にそこまでオリジナリティーって出ない気がします。

日本全国の市区町村の数は・・・

平成28年10月時点では日本全国の市区町村の数って1700以上あるようです。

実際そこまでの数があるなら、ご当地介護予防体操作るより、他の市区町村の体操をうまく取り入れさせて貰えばいいのに思うのは私だけでしょうか。

1700のオリジナルの体操が生まれるよりも大事な事があるような・・・。

それこそ体操を行う場所をどこにするか、体操を行っている場所までどうやって人を巻き込んでいくか、どうやって継続率をあげるか。

そういうことに市区町村の職員の方は頭を使っているのだと思います。

まとめ

ご当地体操完成しました!だけでは本来の目的である「地域で健康長寿」の手段が1つ完成したに過ぎません。

ここには手段の目的化が潜んでいます。

(勿論、誰にでもどんな組織にもこういったことはあると思いますが。)

どのように地域の取り組みが行われているかはチェックしつつ、それとは別にどういった具合で地域の健康長寿に役立っているかということもチェックする必要がありますね。

このプロセスは自分自身の仕事にも言えることであり、「手段の目的化」が起きていないかということを確認していきます。

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阿部洋輔

理学療法士(保健医療学修士)。 弟に脳性麻痺という障害があったことがきっかけでリハビリ業界へ。 一般病院勤務→在宅リハ転職→26歳でデイサービス管理者を経て、社内の管理職。施設運営や労務管理で挫折・修羅場多数経験。 詳細なプロフィールはこちらです

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理学療法士(保健医療学修士)。 弟に脳性麻痺という障害があったことがきっかけでリハビリ業界へ。 一般病院勤務→在宅リハ転職→26歳でデイサービス管理者を経て、社内の管理職。施設運営や労務管理で挫折・修羅場多数経験。 詳細なプロフィールはこちらです