【生産性向上】介護業界で働く理学療法士が生産性をアップさせた3つの方法

スポンサーリンク


介護業界働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。

最近「生産性」ってよく聞きませんか??

そもそも生産性って何よ?

生産性をあげろ!って何すればいいの?

という方に読んでいただきたい記事です。

生産性とは

生産性はより少ない労力と投入物(インプット)でより多くの価値(アウトプット)を産みたいという人間の考えから生まれてきた概念である。リソースとリターンの関係性とも理解される。

・生産性=アウトプット/インプット (wikipediaより引用)

この計算式に基づけば・・・・

同じ成果を出せるのならば、より短い時間で処理した方が「生産性が高い」ということになります。

単純な作業であればこの計算式ってわかりやすいのですが・・・。

我々のリハビリの仕事に当てはめようとすると、途端にわからなくなってしまう人がいます。

スポンサーリンク


生産性の概念がわからないリハビリ職

理学療法士をはじめとするリハビリテーション専門職はその辺りを見て見ぬふりをしてきた過去があります。

なぜなら、1単位20分でいくらというような、報酬単価となっていて、どのくらい体がよくなったかという成果ではなく、何分その人に時間をかけたで病院に入る報酬が決まっているから。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士という国家資格の後ろ盾があるので、一定の質の担保ができているという前提で専門職が◯分関わるといくらというお金の計算方法になっていました(ハズ)。

そのため、この疾患はいくらというような包括払いを進めることで、早く治療を終了させることにインセンティブが発生するようにしています。(すなわち生産性が高くなるように誘導している。)

また介護業界でも、「科学的介護」「自立支援介護」というフレーズで、成果を出せばお金を払うよというインセンティブをつける流れになっています。

時代は変化し始めているんです。

ということで、実際の日々の業務で意識したいポイント。

生産性をアップさせる3つの方法

①働く時間を減らす

無駄に残業してませんか。

残業代を目当てにという方だけでなく、残業代も出ないのに無駄な残業してる方もいるのでは?

そんなこと言っても上司より早く帰れないよ〜。

自分だけ早く帰るのはどうかな・・・。

でもでも、そう思っている人ほど、遊びの予定があれば定時でサッと帰ります。

私も周りが気になりだす年頃に、病院勤務後に大学院に通っていたので、あまり上司・周りを気にせず強制的に早く帰る癖がつきました。

今思えば、大学院を修了したことより、その早帰りの癖がついたことが良かったかもしれない。

それが難しいのであれば、今日の事務作業に何分かけるとか、時間の締め切りを作っておくことが大切。

案外セラピストは事務作業が少ないから、その時間を測定したりしていることが少ない。

カルテだって無限に時間をかけていいわけではないですねー。

何分かけているかチェックできてますか?

やる仕事に終了時間を作ったのなら、毎回その時間に終わったのか?終わらなかったのか?の判定ができます。

毎週やる作業、毎月やる作業、ルーチンで入っている作業は多くあるでしょうから、日に日に効果判定の質はアップしますよ。

②全部やる必要はない

仕事で求められる成果をしっかり意識できていれば、その最低限をやればいいわけです。

取捨選択力とでもいうでしょうか。

明日やればいいことを、無理に今日やっていませんか?

手を抜くということではなくて、求められる成果は何かを明確にした上で、取り掛かるということ。

症例発表のパワーポイントを作っていたら、アニメーションばっかりに時間を取られ、時間が足りなくなっているというのはセラピストあるある。

これは優先順位が定まらず、枝の部分の作業に時間をかけすぎたために起こる事象。

「全部やる必要はない」ので、その「全部」とは何か?

ということを事前に確認して(もしくは自分で決めて)から仕事を進めましょう。

特に患者さんや利用者さん対応だけすれば良いではない「中間管理職」的な職位の方には一番重要。

1対1で患者さんを見るときのように、しっかりじっくり事務仕事をやりすぎていると、自分の時間はびっくりするほど減っていきます。

本当にその仕事は必要ですか?

③よく寝る

睡眠時間が少ない日は、判断力が落ち、ぼーっとしてしまうことが増えるので痛感します。

私は通常7.5時間くらい睡眠時間をとっています。

6歳の娘と一緒に21時頃に寝てしまうわけですから、一般的なサラリーマンよりしっかり寝ています。

最近は、試験勉強での記憶の定着には、しっかりとした睡眠が重要だということが認知されています。

徹夜して勉強するより、短い時間でも集中して勉強して、ちゃんと睡眠時間をとる。

当たり前のことだったんでしょうが、試験もないし、ただ仕事があるだけなら、どうしても夜更かししてしまう人もいますよね。

私のおすすめは「早寝早起き」ではなくて、「早起き早寝」です。

しっかりとした睡眠をとる決意をしたとしても、その夜21時に寝られないですよね。

ですから、翌朝いきなり4時、5時に早く起きてみましょう。

その夜、スムーズに早寝できると思います。

そこからリズムを作ってみてください。

私たちが生産性を高めなければならない理由

2040年代のシンギュラリティとか、いろんな仕事がロボットに取られるのではなんて話がよく出ます。

一朝一夕で変化するような話ではありませんが、着実に時代は変化しています。

ロボットに変わられるのは先だとしても、理学療法士は10万人を超え、医療分野では人材が飽和しているなんて話もあります。

あなたが病院長や社長だったら、

  • 生産性の高いセラピスト
  • 生産性の低いセラピスト

どちらを雇いますか?

生産性が高いセラピストの方が色々と融通が聞きやすくなるのは明白ですね。

生産性を十分に上げてから、変化する時代に対応した技術を習得したり、働き方を選んでいけばいいと思います。

だからどのセラピストにも生産性を上げていくことが必要です。

生産性高めましょう!!

生産性といえば、こちらの書籍もオススメです。

スポンサーリンク


The following two tabs change content below.

阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです