話題の経済産業省若手官僚のレポートを読んで医療介護業界で働くパパが考えたこと

こんばんは。阿部(@yousuke0228)です。

経済産業省(経産省)の若手官僚による提言が話題になっています。

てか漫画にもなっています…

リンク:不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~

65ページありますが、すっと読めますので、ぜひ読んでみてください。

では、いろいろと引用して考えてみます。

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昭和の人生すごろくで考えるのはやめよう

「昭和の人生すごろく」のコンプリート率は、既に大幅に下がっている。(P10)

昭和すごろくって!!

1960年代の高度経済成長期に作られた「サラリーマンと専業主婦で定年後は年金暮らし」というスタイルのこと。

最近は共働き世帯がマジョリティになっていますし、自分の周りにもサラリーマンと専業主婦でっていう方を探す方が大変。

イクメンなんて言葉も当たり前になってきて、夫の家事負担とかも普通になってきていますよね。

(あんまり出来ていなくてすみません・・・)

そもそもサラリーマンの平均年収も下がっているわけですから、1人で家族を支えられないという切実な事情もあるでしょうが、1人より2人で稼いだ方が効率良いよってことに気づき始めたってことですね。

専業主婦の方も人生100年な訳で、社会との交流ということを考えると、働くということは、財政&心理的なリスクヘッジにもなります。

 

人生100年、二毛作(リンダグラットンさんは神)

今後は、人生100年、二毛作三毛作が当たり前。 にも関わらず、「昭和の標準モデル」を前提に作られた制度と、 それを当然と思いがちな価値観が絡み合い、変革が進まない。 これが、多様な生き方をしようとする 個人の選択を歪めているのではないか。(P12)

二毛作三毛作に対して、この部分は概ね賛成。

働いておかないと定年後の老後期間が悲惨なことになるのは目に見えています。

この問題に対しては定年の年齢引き上げで対応していますね。

「昭和の標準モデル」に関しては、変革は進んでいないのかもしれませんが、かなり多様性を認める社会になってきているのではないかと思います。

シングル・イクメン・ダブルワーク・LGBT、階層もめちゃくちゃですが、昔はこういう方々に対してこんな寛容ではなかったハズ。

100年人生を過ごすには、お金と健康の問題をどうにかする必要があります。

関連記事:お金の不安・健康の不安について考えよう〜一億総活躍時代の渡り方〜

 

高齢者は弱い?

意欲、健康、経済状況など 高齢者が置かれた状況は様々。 にもかかかわらず、現在の社会システムは、ある年齢で 区切って一律に「高齢者=弱者」として扱い、 個人に十分な選択の機会が与えられていない。 高齢化が進む中、こうした考え方のまま 際限なく医療・介護・年金等にどんどん富をつぎ込むことに、 日本の社会はいつまで耐えられるのだろうか。(P25)

なかなかハードな内容なのですが、賛否両論巻き起こして世論がどうかを確かめたいと思ったと予測して進めましょう。

高齢者が弱いって認識は私にはありません。

一括りっていう考え方があまり好きではありません。

私は介護業界で働いていますので、一般の方よりも高齢者の方々と接する機会が多いです。

(基本的には要支援1・2、要介護1〜5という段階で何らかの介護を必要とする方)

最近話題になる高齢者といえば、アクティブシニアとか健康な高齢者の方が多いかと思います。

関連記事:高齢者の新分類〜准高齢者・高齢者・超高齢者〜

もちろん介護業界では、虚弱な高齢者の方々を対象にすることが多いです。

体に病気があっても、楽しく日々生活されている方は多くいらっしゃいます。

そういった事例をたくさん見ることができるというもが介護業界で働くメリットだと感じています。

今は特に核家族化が進んでいて、幅広い年代での交流というのが少なくなっています。

そもそも高齢者の方々と触れ合う機会もないのに、「高齢者は〇〇だ」というのも乱暴です。

診療報酬・介護報酬改定で、共生サービスがピックアップされているのもそういった相乗効果が認められると考えられてのことでしょう。

自らいろんな世代間での交流を意識的に行わないと狭い視野になりかねないですね。

私自身は自分より若い世代との交流が少ないのでそこを意識して増やす必要があります。

 

みんなの人生の共通の目標なんてない!

みんなの人生にあてはまり みんなに共感してもらえる「共通の目標」を 政府が示すことは難しくなっている。

これだけ多様性・ダイバーシティだといっているのですから、1つの正解があると思っていることが間違いです。

自分の人生は自分にしか決められないんですから、自分で選択する力をつけるしかないということ。

 

国「こうするといいですよー」

国民「わかりました」

 

という時代ではないんです。

不平不満があったりしますが、確実に日本が恵まれているというのも事実。

自分が納得できる、自分の人生をいきましょう!ってことですかね。

あんまりに役に立たなきゃ!貢献しなきゃ!って思いすぎるのも良くないですよ。

 

じゃあ結局何をする?

  1. 現状少し不安な人ほど、人生をうまく生きるためにいい情報はないかと考える。
  2. この「経産省の若手官僚レポート」を読む。
  3. 現状の状況を知れてとても有用だ。
  4. 勉強できた。うーん、満足(爆)

これだと、自己啓発本と変わらないな・・・。

 

結局はこの経産省レポートをどう生かすか

  • 役人さんが言っていることは本当かなと自分の頭で考えてみる。
  • 自分なりに仕事とは別の役割も持ってみる。
  • いろんな世代との交流する機会を作ってみる。

などなど本当に自分の頭と体を使って動き始めることが大事。

 

ということで私は最近

  • 小学校の親父の会なるものに入ってみたり(すぐやめた…)
  • 娘のピアノの練習相手という役割を担ってみたり
  • 職場とは別にボランティア活動をしてみたり
  • イクメンを気取ってみたり

してみました。

 

新しく役割を持つには、今残されている時間だけでは到底時間が足りないです。(実感・・)

習慣を始めるときは、何かを辞めてから。

無駄な残業だったり、なんとなくの付き合いなどを断捨離する必要があります。

自分の生きたい人生を生きるには、優先順位を決めてタイムマネジメントを、しっかりきっちりやっておくといいですね。

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです