「リハビリテーション」と「機能訓練」の実態〜「リハビリテーションと機能訓練の機能分化とその在り方に関する調査研究事業」〜

皆様おはようございます。

理学療法士の阿部洋輔です。

以下の資料が発表されました。

第10回社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会資料

「リハビリテーションと機能訓練の機能分化とその在り方に関する調査研究事業」

なんかがリハビリテーション専門職として気にしておかなければならないところ。

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「リハビリテーション」と「機能訓練」の違い。

まだ言葉の整理が明確にされないのが課題ですが、

「リハビリテーション」と「機能訓練」の実態から

効果を判断しようとしたということでしょうか。

(その人なりの「リハビリテーション?」「リハビリ?」がたくさんあるから

混乱してしまっていますね。)

この事業の評価シートの結果に書かれた内容は以下の通り。

ケアプランの目標で、通所リハでは「心身機能の向上」が通所介護より高く、

通所介護では 「社会参加支援」が高かった。

「介護負担軽減」は通所リハのほうがやや高かった。

しかし、 ほとんどの目標では差がなかったことから、

介護支援専門員には通所介護と通所リハの機能の

違いがあまり認識されていないことがわかった。

通所リハではリハビリテーションマネジメント加算Ⅱを

算定している事業所は大規模で、

理学療法士・作業療法士の双方の配置、医師及び介護支援専門員、

他のサービス事業所との連携をしていることがわかった。

通所リハでは最も優先順位が高い課題として「基本的動作」が最も多かった。

通所介護では個別機能訓練加算の算定がない場合は

最も優先順位が高い課題は「機能回復」だったが、

個別機能訓練加算を算定している場合には「基本的動作」が最も多く、

通所リハと同様の傾向を示したことが明らかになった。

なお、通所介護では個別機能訓練加算を届け出ている事業所では

理学療法士や作業療法士を配置している割合が高かった。

さらに、通所リハと通所介護で日常生活自立度が向上した比率に差がみられた。

このように、機能訓練とリハビリテーションの課題が

明らかになったという点において、妥当な結論であった。

結果、通所リハと通所介護の差はあるが、認識されていないという状況。

利用者の基本情報

○ 通所リハ利用者の平均年齢は80.1歳、通所介護利用者は82.1歳であった。

○ 通所リハでは「要介護1」が28.1%、通所介護では25.2%であった。

○ 傷病は、通所リハは「脳卒中」が43.4%、通所介護は「認知症」が22.4%であった。

○ 通所リハの利用期間は「12か月以上」が69.7%、通所介護は69.8%であった。

このデータを出されると、違いを見出すのが大変ですね・・・。

これからやること。

内部に向けてやること。

外部に向けてやること。

まだまだたくさんありますよということですね。

質を上げつつ、専門外の方にもわかりやすい結果を。

現場だけでなく、俯瞰した立場でも物事を進めないとなりません。

グレシャムの法則に陥らないように。

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