皆様おはようございます。
理学療法士の阿部洋輔です。
介護報酬改定に向けてケアマネさんの質のチェックなんて話が多く出ますが。
リハビリテーション専門職の質のチェックだって大事です。
まず、医療介護の質を判定するには
一般に、医療介護の質を判定するには・・・
「ドナベディアンの質の評価モデル」
構造(structure):人員やサービス提供体制などなど
過程(process):サービス提供の手順などなど
結果(outcome):大きく捉えると状況の変化
(報告書のP102より引用)
このように、他の国ではアウトカムの指標が評価の一部となっているようです。
アウトカムの評価として「介護度」だけで判断するのは課題が多いとされているため、他の国の指標を学んでいくのも一つですね。
「これをやったら、介護度が改善しました」という結果が出れば一番いいのですが、多くの結果に基づき介護度も決定されますから一筋縄ではいきません。
そもそも介護度の認定は「介護の手間」の具合なのですから、介護度を指標にするのであれば、機能改善の具合よりも、手間がどのくらい減ったか?増えたか?で判断される必要があります。
ということで、リハビリテーション専門職の仕事の質の評価
仮にシステムが遅れて整備されてくるとして、どこを【結果】として捉えて動いていくかは今日からでもできる。
反対に言えば、混沌としてしまったリハビリテーション業界は「結果の評価」がうまくいっていない結果なのではないかとも。
理学療法や作業療法を提供した後のゴールが見えないからいろんな方向に走ってしまう。(走ってない人も中にはいます。)
ここ数年、在宅分野でも「生活面や参加面を見よう」という話になった時に少なからず激震が走りました。
「機能回復」がゴールだと思っていた方が多いなか、ゴールが変わるようなものなのですから当たり前ですね。
結局ゴールを明確にした上で、PDCAを回しましょうという話に落ち着きそうです(笑)
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阿部洋輔
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