皆様おはようございます。
理学療法士の阿部洋輔です。
最近はわかりやすい情報と極端な情報。
この取捨選択が重要だと感じています。
結局そのためには、情報処理能力が大事です。

①いろいろあるリハビリ手技・手法
昨今色々なリハビリ手法があります。
テレビなどの効果も絶大ですから患者さんや利用者さんも良くご存知です。
・脳梗塞片麻痺の方には〇〇法
・麻痺側の上肢を動かしたい時は〇〇療法?
などなど。
特に脳梗塞の治療に対してのものが多く見受けられます。
色々な方法がある事自体は、リハビリ専門職の特化している部分なのだから良い事だとは思います。
②結果は出ているの??
しかし、結果ありき。
という事実があるのも勿論。
(最近はとかく、エビデンスやアートが叫ばれる時代です。)
著者の三好医師が、リハビリ専門職の数や施設は増えたのにも関わらず治療成績が上がっていないということには危機感を感じなければなりません。
逆説的にはなるかもしれませんが「リハビリを行えるのは療法士だけであるという思い込みがリハビリの効果を下げた」という意見には激しく賛成します。
やっぱりリハビリ専門職として理学療法士としての真の職業領域なんていうのを考えないといけません。
(セクショナリズム的になってしまうのは絶対に避けたい・・・)
③起立ー着席動作最強説
リハビリの効果を上げるのは「起立ー着席動作」だと。
一見専門性もないもないような方法にも感じる方もいるかもしれません。
(脳梗塞のリハビリテーションのガイドラインでも患者さんに対しての起立動作はグレードAに分類されます。)
しかし、それで結果が出るのであれば「起立ー着席動作」を行いつつ、プラスαのことをしていけばいいということでしょう。
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阿部洋輔
デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです
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