皆様おはようございます。
介護業界で働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。
高齢者住宅フェアに行ってきまして、いろいろと情報を仕入れてきました。
以前から気になっていた自立支援介護の提唱者の竹内先生の話を聞いてきました。
立ち見が出るくらいの大盛況。「自立支援介護」の注目度が伺えました。
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自立支援介護は国の介護の基本方針に
国の介護の方針は、 #自立支援介護 へ。
そもそも介護保険の基本理念は #自立支援
水分・運動・栄養・排泄の4つのケアがポイント。賛否両論あるようですが、概要を知らないことには始まらない。
講座受けようかと思いましたが、まずはコスパを考慮して、 #介護基礎学 購入。
学ぼう。 pic.twitter.com/Qp0Y3TKM1Q— 阿部洋輔@理学療法士 (@yousuke0228) April 2, 2017
基本ケアの目安
水分:1日1500ml
栄養:1日1500kcal
運動:1日2キロ
排泄:3日以内の自然排便
これが大きな4つの柱。
自立支援介護の要点
・歩行(パワーリハビリテーション)
・水分ケア
・おむつはずし
このあたりが特養など中心に行われる自立支援介護と呼ばれる手法の要点です。
特に歩行は全てのADLには歩行が関わっているのだから、どんどん練習していく必要があると。
まさに歩行は自立支援の鍵ですね。
「自立支援介護」には賛否両論がある現状
個別の手法が盲目的に良い良いと進められるのではなく、色んな点がブラッシュアップされてくることが望ましいです。
(これは業界の常識ではあるのですが、人の名前がついた手技やプログラムが沢山存在しています。)
今年の4月の高齢者住宅新聞では、「自立支援介護」について業界内では反対意見の方が多かったの記事がありました。
#高齢者住宅新聞 は、#自立支援介護 に対して慎重論。
「本人の意思」「自己決定権」を最優先しようと。勿論、介護をする上での原則であり、逸脱してまで「自立支援介護」の必要はない。
国の話の進め方は、ここまでの議論になること自体、成功だったと思う。十分、現状に一石投じている。— 阿部洋輔@理学療法士 (@yousuke0228) April 6, 2017
個々のケースで対応も異なり、難しいケースもあるんだからそんな自立支援介護なんて使えない!という意見が多いようでした。
業界の常識は、世間の非常識という状態ではないかと思います。
一般化の罠と業界の常識
自立支援介護で実践していく中で・・
・うまくいかない症例があった。
・超高齢で介護度5の寝たきりの方にまで、歩行練習を当てはめるのはおかしい。
などなど様々な困難事例があったのだと思います。
ただ色んなケースがありますよね。
ここに今後はエビデンスが乗っかってくるという事でしょう。
業界の外から考えたら、介護保険の理念は「自立支援」なわけですから、「自立支援介護」の字面としておかしなところはない。
そこにインセンティブをつけることにしても、普通なのではないでしょうか。
仮に自分が財務省の人間だったら、どうやってお金をうまく使うでしょう?
介護保険制度内での動きとなれば、良くも悪くも国の考え方を知っておかなければうまくいきません。
まとめ
業界内でここまで賛否両論出る話題はなかったですから、国の話の進め方としては、十分効果は出せたということでしょう。(AIとケアマネも賛否両論か?)
賛否両論が巻き起こる中で、介護保険の基本理念である「自立支援」や「全人間的復権」というリハビリテーションの考え方が当たり前になってくる事が望ましいですね。
業界の常識は世間の非常識なんて言われる事もありますので、俯瞰して見ていく必要がありますね。
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阿部洋輔
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