ライザップ参入に批判的な療法士たちよ!これは自費リハビリサービス拡大のチャンスだ!

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業界の新しい動きには興味津々…阿部(@yousuke0228)です。

 

ライザップが参入したらリハビリ業界はどうなるの…?

そもそも医療介護業界は盤石だからそんな企業がきても関係ないんでは…?

結局どうやって捉えたらいいの…?

 

そんな風に考える方も多いと思います。

実際に、ライザップが医療業界参入ということで、療法士界隈は良くも悪くも盛り上がっています。

 

ライザップの動き「医療の課題解決にコミット」

今後、大学・医療機関との共同研究や、トレーナー1人と複数の受講者で行う法人・自治体向けプログラムの展開に注力する予定。両施策によって認知度を高め、顧客数をさらに拡大し、2020年度までに累計1000万人へのサービス提供を目指すとしている。(引用:ITmedia ビジネスオンライン

ひとまずはがんのリハビリテーションなども開始するようですが、勿論この後もいろんな方向性で進出が予想されます。

予防だけでなく、医療分野で行っている理学療法とやっていることは同じなんてこともありえます。

結構な危機…??

 

理学療法士のみなさんの反応

(みなさま引用ありがとうございます。)

理学療法士にとって危機だという意味だというのはみなさんのツイートからわかります。

今までと同じ働き方をしていると、かなり辛い状況です。

しかし…

 

対立構造をやめよう!

医療介護業界は、こういった新しいサービスや企業活動に拒否反応を示す人が多いように思います。

(そもそも安定してそうだからこの業界を選んでいる人だっているはず。)

自費サービスが流行りそうになればコンプライアンスがダメとか、企業に医療は賄えない的な考え。

名付けて…

 

「ひとまず拒否」症候群。

 

要するに、既成概念にがんじがらめになってしまう…。

こんな変化がきている時には、ただ単に争っていてはだめだと思います。

まずは、対立構造をやめること。

 

相手も盛り上げてリハビリ業界を活性化させればもっとリハビリが認知されて

必要だと思ってくれる人が増えると考えてはどうか??

 

ライザップとリハビリ業界がをうまくやること、協調路線が一番。

それこそが一番患者さんや患者さん予備軍が喜ぶことではないでしょうか?

 

トレーナー業界で起こったこと

ライザップがトレーナー業界に参入してきた時だって多くのトレーナーは驚いたはず…。

あんなポップ過ぎるCM流して「ふざけるな!」と感じたトレーナーも多かったとか、多くなかったとか。

 

ズーチャ、ズーチャ・・・・タータータラッ、タッタータラッター…

こんな感じですからね(笑)

 

でも実は、トレーナー業界にもプラスを与えているんです。

スタジオ経営をしている友人に聞くと、ライザップがあることによって高単価がアンカリングされて、他のトレーナーの単価アップにも繋がったようです。

これはライザップが利用者のニーズの掘り起こしをしてくれた好事例。

高単価でも短期間で結果が出るのなら!というニーズを掘り起こしましたね。

そういったことも考えると、トレーナー業界にもプラスの影響も与えているわけです。

だとしたら、リハビリ業界はこれを喜ばないといけない。

 

リハビリ業界で起こるであろうこと

医療介護のがんじがらめ感

医療保険、介護保険でサービスを提供しているということは、国が決めたルールに則って国のお金をもらうということ。

財源の話はいつも同じ結論になりますが、やっぱりまずい、お金がない。

ですから、

  1. 自費リハビリ
  2. 混合介護

この2つの話が随分盛り上がっています。

これが正式に認められれば、国の負担は少し軽くなります。

国だって右肩上がりの社会保障費をどう削減するかに躍起になっていますのでルールが変更される可能性があります。

となれば、昔は認められていなかった自費でのリハビリが、いつの間にかグレーゾーンとなり、今後は推進すらされるんじゃないかと予測しています。

反対意見としては、社会保障制度のようなものを自費サービスにすると、お金がない人は最低限のサービスも与えられなくなるのでは?という既成概念がんじがらめなものがあります。

だけどそのために生活保護だとか各種セーフティーネットがあると思います。

 

自費リハビリ業界の活性化

今はコンプライアンスの問題も多くあるので、「自費リハビリ」やってますっていうにはいろんな対策が必要。

でもでも、せっかくだったら、ライザップとか脳梗塞リハセンターのワイズとかそういった会社のことを応援して、自費リハビリ業界を活性化することに考えを修正したほうが療法士としても良いはず。

例えば脳梗塞で片麻痺が残る方にとっては、医療保険でのリハビリが終わった後に、選択肢がデイサービスくらいしかなくなってしまうのは非常に残念な事実。

選択肢として自費でリハビリを受けるというものがあってもいいのではと思います。

そうすると医療保険でリハビリ期間が終了してしまった方々に対して、「自費リハビリ」というのが当たり前の選択肢の1つになり、結果的にコンプライアンスも整備されてくると思っています。

そうしたら病院や施設だけで働くのが理学療法士、作業療法士の仕事ということではなくなってくるはず。

なんかかっこいいですね、枠にハマらない働き方。

 

まとめ:療法士の働き方改革も起こせる

きっとそう遠くない将来「自費リハビリ」が当たり前になってきて、「ライザップ式自費リハビリ」なんてノウハウもでてきます。

となると現在は一部の優秀な方しか行っていない自費リハビリが行いやすい環境ができるかもしれませんね!

せっかく「自費リハビリ」や「リハビリ業界」が盛り上がっていきそうな雰囲気のある話なんだから、業界の中からも盛り上げていきませんか?

リハビリテーション専門職の夢ある話でした。

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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