医療経済学を学んで理学療法士ができること

   


皆様おはようございます。

理学療法士の阿部洋輔です。

国際医療福祉大学大学院の乃木坂スクール受講中です。

今回は、医療経済学ということで、備忘録を兼ねて。

スクリーンショット 2016-06-04 21.36.43

医療経済学とは

医療分野×経済学ってこと?

医療は医療だとして・・・。

経済学とは

経済学とは、無限の欲求に対して有限の資源をいかに有効活用するかという問題を解く学問。

限りある資源の中から「選択」を行う。ことだそうです。

そして、需要供給曲線

ちゃんと講義で聴くのは、高校の政治経済以来ではないかとも思いましたが、

こんなグラフがありましたね。

需要供給曲線

Supply_Demand

(wikipediaより引用)

価格が下がると需要(数量)は上昇し

価格が上がると生産量を増やすため、供給が増加

ただ医療における問題は

情報の非対称性:医師側と患者側の医療における専門的情報の差があるため、患者側は本当に最良のサービスかどうかが判断できない。

不確実性:食料品と異なり、明日医療が必要かどうかは誰にもわからない。

などから純粋に完全な市場経済ではないということ。

ここが医療経済のポイント。

 

医療のゴール

医療のゴールとは、人を健康にすること。

健康の定義はWHOでされています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、

肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

(日本WHO協会HPより引用)

 

健康を決定する項目(上にあるほど広範)

・健康決定要因:人口、環境、経済、教育・・・など

・ヘルスセクター:医療に関わる経済、制度や社会

・ヘルスサービス:健康状態を向上させるために提供されるサービス

・医療サービス:医療機関で提供される治療

医療経済学を知って理学療法士ができること

健康に関与する項目を見ても、基本的に理学療法士が関わっている

医療サービスという部分をミクロとするならば、

マクロにはとんでもなく、大きな範囲の話です。

セラピストの話でよくある、理学療法士が頑張ったから

利用者さん・患者さんが良くなったというような短絡的な考えはかなり危険です。

卑下するわけではなく、医療システムの歯車の一つとしての立場を忘れてはいけないです。

関連記事:健康日本21で学ぶ高血圧のポピュレーションアプローチ〜理学療法士に求められる視点〜

専門職の視点

専門職の効率的配置が求められています。

時代的にも「ハイリスクアプローチ」だけでなく、

「ポピュレーションアプローチ」の視点が大事になってきます。

これは、1対1の関わりが必要ではないということではなく、

1対多のアプローチもあるということを理解することが大事です。

医療経済という大きな枠組みを意識しつつ、専門職として日々の現場に取り組むこと。

忘れずにしていきたいですね。

 

 


 - 診療報酬