医師・看護師・理学療法士・作業療法士の需給問題〜医療従事者の需給に関する検討会より〜

皆様おはようございます。

理学療法士の阿部洋輔です。

PT・OT関係のニュースが続きます

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Yahooニュースより:PT、OTの将来需給検討で初会合-ニーズ増加の一方で、養成数に過剰感も

もともと、昨年12月に「医療従事者の需給に関する検討会(第1回)」が開催され、

医師・看護師に並び、理学療法士や作業療法士の需給についてが議論され始めました。

厚労省のページはこちら:医療従事者の需給に関する検討会

ここにもあるように医師ですら「過剰」だと言われる時代。

医師需給推計においては

・ 上位の需要推計:

平成 45 年(2033 年)頃に約 32 万人で医師需給が均衡し、

平成 52 年(2040 年)には医師供給が約 1.8 万人過剰

・ 中位の需要推計:

平成 36 年(2024 年)頃に約 30 万人で医師 需給が均衡し、

平成 52 年(2040 年)には医師供給が約 3.4 万人過剰

・ 下位の需要推計:

平成 30 年(2018 年)頃に約 28 万人で医師需給が均衡し、

平成 52 年(2040 年)には医師供給が約 4.1 万人過剰

このような状況の中、

理学療法士・作業療法士が多いのでは?

という話が出てくるのは当然の流れでしょう。

関連記事:日経新聞一面「過剰なリハビリ削減」報道をうけてセラピストが行う1つのシゴト。

今月、日経新聞に過剰なリハビリ削減という記事が出ました。

つまるところ、リハビリ時間が過剰だということは

人員がそもそも必要ありませんという話です。

セラピストの介護職員化と今後

反対に人材不足が常態化している介護業界への

セラピストの流入は現実化してくるでしょう。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は

国家資格ですから、国の方向性や国策は勿論無視できません。

それが基本の筋です。

今後のリハビリ関係のニーズ拡大は確定的ですが、

ただ単に増える専門職にはNOを

突きつけられる格好になるでしょう。

まずは、こういった会合がどのような社会の流れの中で

出てきているかということなどを考えていくことから

始めましょう!!

日々精進です!

 

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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