メタボ人口25%減というゴール〜治療から予防へ〜

皆さまこんばんは。

理学療法士の阿部洋輔です。

yakegui

①2015年11月30日の日経新聞

「メタボ人口25%減」

これは健康管理指標ではなく、財務諮問会議での話。

財務の改善には国民の健康さが必要なのです。

わかっているようで、ここまで露骨(?)に言われると清々しいです・・・。

 

 

②記事によると・・

社会保障分野の目標では、高血圧や糖尿病の危険が高まるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の患者や予備軍の人口を2020年度までに現在の1400万人程度から25%減らすと盛り込んだ。

(中略)

社会保障分野では生活習慣病の予防や重病化の抑制に重点を置く。20年度までに介護などを受けずに日常生活を送れる「健康寿命」を1歳以上延ばすとした。糖尿病の患者を22年度までに1000万人に抑制する。(日経新聞)

すなわち健康であること、予防的アプローチを取れることが、経済的にもプラスになってきているということ。

「治療」から「予防」へ。

医療界で騒がれていたことが、まさに現実になろうとしています。

 

③既に市民権を得た「メタボ」

「メタボ人口を25%減らしていく!!」

これは分かりやすいメッセージ。

それができるのもメタボという言葉の認知度が高いから。

言葉の認知度を上げて、予防に進んでいく流れ。

これに続くのは

・ロコモティブシンドローム

・フレイル

・サルコペニア

あたりでしょうか。

予防にも関わることのできるリハビリテーション専門職として、勉強し続けないといけませんね。

 

 

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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