介護職員不足を解消するには余る療法士がキーポイント〜療法士の働き方〜

介護業界で働く理学療法士の阿部(@yousuke0228)です。

介護と療法士を身近に感じています(笑)

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Twitterでも介護士と療法士の話が出ていたので、便乗しています。

介護職の不足と療法士の過剰供給問題

2025年時点で38万人不足する「介護職」、16万人増加するであろう「リハビリ職」

リハビリ3職種が1年に2万人ずつ増えるとすると仮定すると、8年後にはプラス16万人。

ただ単にリハビリ職が不足する介護職の働きを一手に担うということは考えにくいですが、介護に精通するリハビリ職が重宝されることは目に見えていますね。

そしてあまり嬉しくないこんな未来もあるのでは・・・・?

【フィクション】近い将来のある市では・・・

A市では、介護士の不足が危機的な状況で、介護サービスの提供が安定的に行なえなくなりそうです。

市は、潜在介護士や外国人人材の登用も考えましたが、絵に書いた餅で、あまりうまく人材を掘り起こせません。

そこで介護士に近い職業で、過剰供給されていると言われる「療法士」に白羽の矢が立ちました・・・・。

キャッチフレーズは「療法士も介護しよう!」

介護士の不足分を療法士が埋める!

なくはないのでは・・・?

これは、介護業界に拒否反応のある療法士の方にとってはネガティブすぎる話。

介護業界にいる療法士にとってみたら「で?」ってくらい普通の話。

ここに療法士の未来がどうなるかがかかっている気がします。

介護士・療法士の給料問題

巷では、介護福祉士の方が療法士よりも給料が高い時代がやってくるとか言われています。

給料の多い少ないで職業のレベルを判断するわけではなく。

需要供給曲線です。

需要があって供給が少なければ、価値は高くなるし。

需要がないのに供給が多ければ、価値は低くなる。

それが時代によって変わるということですね。

ということは、これからは医療業界や保険の中での仕事に執着を持ちすぎてはいけない。

まさに変化のタイミング。

昔は良かったと言ってももう「昔」はきません。

まとめ:今後の働き方

中長期的な流れ

この問題をもっとマクロにみると・・・・

  • 介護ロボットの普及(テクノロジー)
  • 介護が必要な体にならないよう療法士がアプローチ(予防)
  • 怪我した部分はクローン技術で取り換える(再生医療)

なんて、問題を無視した対策なんかもあります(笑)

結構なんでもいけるかもしれない。

ただこれは中長期的な話。

これから高齢者は「2042年」まで増えていくのです。

種々の団体が高齢者という言葉の定義自体を変更しようと考えているくらいですからね・・・とほほ。

このような分野にも興味を持っておくことは大事ですね。

療法士が考えること

介護業界の人手不足を解消するために、やっぱり過剰供給されている療法士は目をつけられていると思ってます。

としたらこれからは「医療業界」だけでなく「介護業界」にも精通すること。

これが今後の理学療法士の価値を上げるのに必要かもしれません。

まさに変化の時代なんだと痛感しています。

医療業界(病院やクリニック)がなくなるわけではないですが、増えまくる療法士に対したら比べものになりません。

そして理学療法士の平均年齢はなんと32歳くらい。

いろいろと考えておいた方がいい・・・・。

利用者さんや患者さんのことは勿論しっかりと考えた上で、自分たちのことだって考えていかなきゃなりませんね。

今までとずーっと同じように働いていたら・・・

ゆでガエルです。

ゆでガエルにはなりたくない・・・

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阿部洋輔

デイサービス管理者の理学療法士/保健医療学修士/介護業界10年/介護業界で働く施設のマネジャーやリーダー、介護が必要な家族を持つ方に向けて情報を発信しています/みんなの介護「介護の教科書」コラム執筆しています/2人の娘の父/詳細なプロフィールはこちらです

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